創作というものは不安とつながっている、そんなことに気がついた。
創り始めると同時に孤独な戦いが始まる。長い道のりを心細い気持ちで進むしかない。何しろまだ誰も創っていないものを、創れるかどうかわからないのに、創るのだから。
形になってくるにつれて心は軽く、完成することへの確信がふくらんでくる。そうなると不安があったとしても具体的な不安であり、創作開始初期の独特な心細さは減じている。
手間をかけるほどに作品に対する想いも深まり、その作品が存在することがだんだんと当たり前のことになってくる。そこまでくれば完成も近い。
荒っぽいまとめ方だが、創作とはそういう流れをとる地道なプロセスなんだと思う。
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